新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)|Tokyo Art Beat

映画そのものよりこちらの方が面白かった。われわれは往々にして構造強化の片棒を自ら担ぐことがある
épuisé🧠💭(@l_epuise) - 02/27

新海誠監督『』は金熊賞受賞ならず…!
同作を、天皇をめぐるイメージからいかに論じることができるか。天皇制と表象について研究する、茂木謙之介によるレビューはこちら。
同作を、天皇をめぐるイメージからいかに論じることができるか。天皇制と表象について研究する、茂木謙之介によるレビューはこちら。
なるほど~

この記事それはこじつけすぎやろと思う部分もあるけど面白かった。新海誠作品は日本社会がか抱える前近代っぽいキモさをエモそうに告発するタイプのエンタメと思えば楽しめる

自分で観てから、と置いてあったレビュー。素晴らしい評論でした。

戸締まりの評に関心を持つようになったきっかけはこちらの記事。
この視点はなかったので興味深かった。
この視点はなかったので興味深かった。

備忘録

「死者を不可視化し、忘却する在り方と天譴論的な思考を組み合わせたとき、そこでは死者はスティグマを負った存在としてしか浮上することがない。」
厳しい。そして終盤の批判はさらに背筋が寒くなる。
厳しい。そして終盤の批判はさらに背筋が寒くなる。

途中でこの記事の話してる


この記事で触れられていることは大方同意かな。私はここまで批判的ではないけれど

とにかくご隠居は、新海誠とこの映画に多大な影響を及ぼしているようだ。

続いてこちらのレビューも。なんかこの筆者はツイートではめちゃくちゃ怒っているようだが、レビュー本体はそこまで感情的ではない。

新海誠の新作『すずめの戸締まり』の批評をいくつか目にしたが、次の批評の一節にハッとした。「同映画では他にも排除される存在がいることに気がつかされる。それは、災害による死者である。」―この言葉は、自分の中に燻っていた物語の違和感を的確に表現していた。

残念ながら手前勝手で牽強付会な評としか読めなかった。他の論者が先に言ったことを適当に散りばめた感じも。筆者のSNS天皇論は読んでみる。


朝ドラ「あまちゃん」も災害からあまり時間が経ってないうちに作られてたけど
あれを被害者搾取と言う人は見かけなかったような。
この作品は見てないから私は比較できないが
何が違うんですかね。
あれを被害者搾取と言う人は見かけなかったような。
この作品は見てないから私は比較できないが
何が違うんですかね。

これとこれでおおよそ当該の作品に感じるモヤモヤは晴れるかなと思った レビューの方はだいぶ批判的だから一応注意

と、おもたら、この人の批評からの引用やった。まあ、そう思うんなら、そうなんでしょうね。

「ここで鈴芽は幼少期の鈴芽に対して、(略)忘却することを勧めているのである」
そうかなぁ🤔🤔🤔
そうかなぁ🤔🤔🤔

TLに流れたきたから読んじまったが、とりあえず観たときに一番最初にありそうだなぁと思った批判の一つが長々と語られていた。
議論の争点となりそうなのは天譴論と天皇の周りかな。正直、この批評自体に根本的な読みの問題があるんで、そこら辺以外は取り扱えないレベル。
議論の争点となりそうなのは天譴論と天皇の周りかな。正直、この批評自体に根本的な読みの問題があるんで、そこら辺以外は取り扱えないレベル。

災害を語る映画として不足があったとは私も思いましたが、クライマックスにおけるすずめの言葉の理解が全く反対だったため首を傾げてしまった…

「同映画では他にも排除される存在がいることに気がつかされる。それは、災害による死者である。」
いや、そういうのが欲しい人はそういう作品を自分で作りなさいよ。
// 『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム
いや、そういうのが欲しい人はそういう作品を自分で作りなさいよ。
// 『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム

なんか理屈をこねくり回し過ぎて色々が見えなくなってるレビューだなぁ
特に「行ってきます」が連続で写されてるシーンで負の負の要素が無いのはおかしいっていうはどうかと思う
あれは「お帰り」と言えなかった「行ってきます」なのに
特に「行ってきます」が連続で写されてるシーンで負の負の要素が無いのはおかしいっていうはどうかと思う
あれは「お帰り」と言えなかった「行ってきます」なのに

新○監督作品、ちょっと前の作品が大ヒットした時にテレビでいくつか見て、大ヒット作も含めて全部面白くなかったんだけどこれもまた微妙そうだな

忘却をしないために語られ作品に見えつつ、忘却を勧めている。
ピングドラムにもかえるくんは出たけど、運命の乗り換えってもしもBOXなんだろな。
行ったこと、失われたことが忘れられて行くのは摂理なんだと思うけど、
それすらも本当に自分意思なのか?
ピングドラムにもかえるくんは出たけど、運命の乗り換えってもしもBOXなんだろな。
行ったこと、失われたことが忘れられて行くのは摂理なんだと思うけど、
それすらも本当に自分意思なのか?

>議論の起点としたいのは、村上春樹「かえるくん、東京を救う」(初出1999年、単行本『神の子どもたちはみな踊る』(2000)に所収)である。
>「みみずくん」は明らかに映画『すずめ』における巨大な〈怪異〉である「みみず」の造形に影響を与えている。
>「みみずくん」は明らかに映画『すずめ』における巨大な〈怪異〉である「みみず」の造形に影響を与えている。

新海誠監督『すずめの戸締まり』について、エンタメ作品としては秀逸だが災害の描き方にいくつか瑕疵があるのではないかという批判的なレビュー。草太の「裏天皇」問題など勉強になったポイントも多々。

当然、エンタメ作品はどのように受け取っても良いし、各個人の感性は自由であることは大前提として、
災害を戯画化してエンタメの一部にすることについて、こういう考え方を持つ人がいて、その視点は自分の中にちゃんと持っておきたいなと思う。
災害を戯画化してエンタメの一部にすることについて、こういう考え方を持つ人がいて、その視点は自分の中にちゃんと持っておきたいなと思う。

なかなか気になる考察。作家の背景を踏まえて考えてみたいところ。

面白そうなので読みたいのですが、まだ映画見てないからなあ。(先にレビューを読んでしまうと、映画鑑賞が単なる答合わせになってしまう)

元々興味はなかったけど、これ読んで興味がわいた。読みながら何故かW. BenjaminのArcades Projectを思い出してた。

本気で書いてるのか。天災と人災をともに避けられないものとして悼み忘却に流すのは、盆と終戦記念を連続として捉え追悼を祝祭に差し替える(復興五輪)日本人の基本態度であり、新海はその「日本しぐさ」を批評的に主題化しているだけで暴力性をこの物語に帰す判断こそ危険か。


映画見終わって素直に楽しかったと言えなかった理由がわかった気がした。新海誠本2出るらしいけど、気軽には行けないな

モヤったところを全部書いてくれた

要約すると、気持ちの悪い映画だった、ということでいいのね。観ないだろうなあ。

なるほど、色々な見方があるな。

じぶんもいま原稿書いてるけど参考になる部分はなかった。

新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー。
「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)
天皇制と表象について研究する筆者が、天皇、スピリチュアリティ、死者、怪異、家族、感情労働、記憶といったキーワードから論じる。
「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)
天皇制と表象について研究する筆者が、天皇、スピリチュアリティ、死者、怪異、家族、感情労働、記憶といったキーワードから論じる。

そして今朝ようやく見て来た
テーマから離れるけど旅したくなる作品だった
どんどん分かりやすくなって行く新海作品に時代の流れを感じた
そして、この記事の深読み加減がとても興味深かった
テーマから離れるけど旅したくなる作品だった
どんどん分かりやすくなって行く新海作品に時代の流れを感じた
そして、この記事の深読み加減がとても興味深かった

天皇制についての話は、私の知識不足で判断できないけど、この記事の前半は共感できる部分が多々ある。

文章に難しい言葉を多様しすぎて人に伝わりにくいレビューだけど、マジでそう。と納得できる部分があると思う。

エンタメに、本気の批評。読み応え十分。

僕よりあの映画にキレている人の記事、初めて読んだ。

怒ってるな その通りだと思うけれど

新海作品ってスピ系ナショナリズムみたいなものに簡単に接合しそうに感じていて、こちらのレビュー重要な提起に思う。Z世代スピ系も好きなので

「天皇制」などという制度はありません。
「生前退位」ではなく「譲位」です。
「生前退位」ではなく「譲位」です。

オナニー乙

途中で読むのをやめた。難しい言葉の羅列でさも高尚な論を立てているかのようにみせかけている。が、映画をまっすぐ見ていない、ひいてはまっすぐにものをみていない。人文学者ゆえの職業病的なものに陥っているようだ。

ネトウヨ向け宮崎駿って感じ?正直どの作品も全然見たいと思わないのだけれど、私には合わなそうというのがこのレビューを読んでよくわかる。

ちょいボリュームある批評。理解追いつけないところもあるし、まぁそう言いたくなるかというのもある。|

「人為的に人がいなくなった産業的な廃墟と、災害によって人びとの生活が切断されることを余儀なくされた被災地とを同値に並べて同じく悼もうとすることの不可解さと無神経さは言うまでもないが、ここではぐっと堪えて」
ほんまそれw
新海誠『すずめの戸締まり』レビュー
ほんまそれw
新海誠『すずめの戸締まり』レビュー

途中まで読んだんだけど、死人がいっぱい出てきたらよかったってこと?

そういえば鬼滅やワンピみたいにめちゃ客入ってます!みたいな話ほとんど聞かんな。始まる前の盛り上げ凄かったのに。

実は新海監督の作品、まだ全く見ていないので、全部見てから判断したいですね。

まだ映画、全然見ていないので、詳細は過去作も含めて見てから確認したいですね。

詳細は見てから読みますかね。

きっっっついなーw
「明らかに読み取ることができるキリッ」とかなんかDS系の陰謀論者のかほりがする。トテモコウバシイ
新海ニキの表現が気に食わないならご自分で何か描かれてはいかがですか?ってのが感想の全てかな。2時間の尺で何でもかんでも描けるわけないやろ(*´-`)
「明らかに読み取ることができるキリッ」とかなんかDS系の陰謀論者のかほりがする。トテモコウバシイ
新海ニキの表現が気に食わないならご自分で何か描かれてはいかがですか?ってのが感想の全てかな。2時間の尺で何でもかんでも描けるわけないやろ(*´-`)

最近AmazonPrimeで新海誠の過去映画アニメ見たが、団塊世代には未だに理解できない。文学的にも筒井康隆のインパクトは感じない。

こういうしっかりとした批評を読むと言及されている作品の出来はどうあれそれを鑑賞したくなるわね/

それはそう

めちゃめちゃキレてて笑ってしまった。『SNS天皇論』買います。

「自然災害を天から人びとに与えられた罰として考え、災害を画期として人心の刷新を図ろうとする天譴論」
そうそうこれこれー、だからナンセンスだと思うしワイは絶対に見に行きたく無いの
そうそうこれこれー、だからナンセンスだと思うしワイは絶対に見に行きたく無いの

>ここで鈴芽は幼少期の鈴芽に対して、母という死者に対する「不可能な喪」を実践する(=喪の失敗を繰り返しつつ、それを継続する)のではなく、忘却することを勧めているのである。

新海論・平成論の決定版が出てしまった感じ。社会反映論的な作品批評としては、これ以上のものは今後なかなか出てこないのではないか。

村上春樹「かえるくん、東京を救う」(初出1999年、単行本『神の子どもたちはみな踊る』(2000)に所収)を読んでみるか。

え…何この論評…
バカにしてんのか?
バカにしてんのか?

わたくしみてないんですが流れてくる感想とかあれこれ眺めていてなんかあれだなあと思っていたところでこんな評を

辛口批評だけど真に読むに値するレビュー。感想もここまで深掘りしないとダメなんだなと思った。分からない言葉は検索して勉強しながら読んだ。

難しくてよくわからないが、物凄く批判的なニュアンスを感じる記事。
専門家に対して喧嘩を売るようだけど、明確に間違っている点を一点だけ。
(続)
新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:(評:茂木謙之介)
専門家に対して喧嘩を売るようだけど、明確に間違っている点を一点だけ。
(続)
新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:(評:茂木謙之介)

批評と感想の違いを改めて教えてくれる教材。
わたしが批評に期待するのは、客観性、俯瞰性、論理性、批評内での議論の深まり、新しい視点の説得力ある提示といったところだろうか。
評は怒りとともに書いたらあかんよ。怒りをきっかけや推進力にはしても、冷静に書かな。
わたしが批評に期待するのは、客観性、俯瞰性、論理性、批評内での議論の深まり、新しい視点の説得力ある提示といったところだろうか。
評は怒りとともに書いたらあかんよ。怒りをきっかけや推進力にはしても、冷静に書かな。

なんかこれを読んで東京オリンピックの演出に「日本会議ガー」「統一教会ガー」「生長の家ガー」「神社本庁ガー」「創価学会ガー」と言っていた連中がいたのを思い出したわ。

なるほど天皇的なるものの虚妄性に対する批評として読むのか。めちゃくちゃアクロバティックだけどたしかに…となった。

君の名はを見た時に感じた違和感が、作品を経るにしたがってより膨らんだのかな。あとは見ないとなんともだけれど。

ゆっくりよみます

「実際に明仁天皇が傍らに立ち、声に耳を傾け、思いに寄り添えた存在はどれだけいたのだろうか。その言明の空虚さを明らかにし得るならば、『すずめの戸締まり』は天皇映画としても一定以上の批評性を有するといっていいのかもしれない。」
アツすぎて草
アツすぎて草

わかりみ

「関東大震災の内村鑑三や東日本大震災の際の石原慎太郎の言説などで知られている、自然災害を天から人びとに与えられた罰として考え、災害を画期として人心の刷新を図ろうとする天譴論は、被災した土地・人びとを貶める言説であり、容認が極めて困難なものである」

小難しい話が多いのはさておき、「震災に寄り添う」といいながら忘却を勧めてしまう話なら、寄り添うとは何なのかということになる。

これはいい感じに痛烈 /

走り読み、うーむ...むずい。

パヨクって歪んだ視点しか持てないのね~😰

この映画の歪なところを見事指摘されておられる。神話の扱いは慎重に…<


茂木さんかなりボロクソ書いてる

ミスリーディングな表現だったとは思うけど、みみずは自然現象の原因ではなくて、自然災害の原因だと思いますけどね。人の生活のないところにみみずは現れないのではないでしょうかね。

一発目から誤っており、すずめ世界線での人間のいない世界(それこそ古代)では、後ろ戸が開きっぱなしで閉める存在もない場合どうすんねんって話。
それこそ災害地獄だったろうから、それういう方向に持ってくのは結論ありきすぎる。
それこそ災害地獄だったろうから、それういう方向に持ってくのは結論ありきすぎる。

ひねくれることが感度の高さと踏み間違えた高校生みたいに重箱の隅突いてイキってるな思うたら強引に天皇制に結び付けて国民的アニメを斬る!まで行く明後日方面へのぶっ飛びぶり、すんごい馬鹿だなと思えばこいつも案の定の社会学。

エンドロールを見ながら感じた憤慨が緻密に言語化されていた。「天譴論(てんけんろん)」的思考と死者の不在に、私は憤っていたのだと自覚した。
レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(茂木謙之介)
レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(茂木謙之介)

ふむふむ…

色々レビューを見てるけどまだネタバレ配慮なのか大半が浅く、正鵠を射てるかは別として、行き過ぎた深読みを待ってた。笑
人間中心は各所でも言われてる話で、セカイ系を脱したと言う人もいれば、コントロール性ということでは依然としてセカイ系とも言えますねぇ。
人間中心は各所でも言われてる話で、セカイ系を脱したと言う人もいれば、コントロール性ということでは依然としてセカイ系とも言えますねぇ。

「瑕疵」をすべて叩いて砕く、東北大准教授による激怒レビュー!こういうのが読みたかった!

「当事者が不在のまま巨大災害を感動的なかたちで消費するというきわめて暴力的な物語である」
↓
↓

ほうほう。

あとでもっかいよもう
以上
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