
<連日のように黒板に式を書き、議論した。昼過ぎから午後8時ごろまで立ちながらのぶっ通し。食事に行くと、はし袋の裏で計算した>



面白い記事!私は石倉記者のこんな説明におおっと。わかりやすい説明だなあ。
〈佐藤さんは、解析を代数のように等式でスマートに考えられることを見いだした。解析の微積分をかけ算や割り算のように自由に扱えるようになり、複雑な微分方程式を解く手法となった〉
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〈佐藤さんは、解析を代数のように等式でスマートに考えられることを見いだした。解析の微積分をかけ算や割り算のように自由に扱えるようになり、複雑な微分方程式を解く手法となった〉
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記事後半では、弟子が語る研究室での思い出や、語り継がれる佐藤さんの言葉を紹介しています。

「休憩でコーヒーをいれようとすると、左右両方についているカップの持ち手の片方が割れてしまった。佐藤さんは『数学的に対称性が悪いですね』と言って、もう片方の持ち手を割ろうとした」

「研究室で、佐藤さんらと議論している時だった。休憩でコーヒーをいれようとすると、左右両方についているカップの持ち手の片方が割れてしまった。佐藤さんは「数学的に対称性が悪いですね」と言って、もう片方の持ち手を割ろうとした」すさまじい評伝ですが、面白いです。


おお……「研究室で、佐藤さんらと議論している時だった。休憩でコーヒーをいれようとすると、左右両方についているカップの持ち手の片方が割れてしまった。佐藤さんは「数学的に対称性が悪いですね」と言って、もう片方の持ち手を割ろうとした」

ご紹介/ 朝日新聞
粗末な宿舎で、パンツ一丁で計算し、書き上げた論文が、かつて師事した彌永昌吉・東大教授に認められた。助手に採用されたが、高校教師より給料は減った。それでも数学で生きていくと決めた
粗末な宿舎で、パンツ一丁で計算し、書き上げた論文が、かつて師事した彌永昌吉・東大教授に認められた。助手に採用されたが、高校教師より給料は減った。それでも数学で生きていくと決めた


この分野、全くわからないのですが、引き込まれて一気に読みました。「サトウのハイパーファンクション」。カッコいい。数学専門の石倉徹也記者による記事です。
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昼過ぎから午後8時ごろまで立ちながらのぶっ通し。食事に行くと、はし袋の裏で計算―。
記事には数学者の超人的エピソードが次々。
末尾の言葉「朝起きた時にきょうも一日数学をやるぞと思っているようでは、とてもものにならない…」。この続きがすごい。
記事には数学者の超人的エピソードが次々。
末尾の言葉「朝起きた時にきょうも一日数学をやるぞと思っているようでは、とてもものにならない…」。この続きがすごい。

巨人・佐藤幹夫さん:朝日新聞デジタル

「きょうも数学をやるぞ」は甘い、という名言で有名な佐藤幹夫さん。29歳の夏、家族を養うため高校教師をしながら書いた論文で、数学界にデビューします。それが世界で注目を浴びる「佐藤超関数」でした
はあああ、凄い…

前・科学医療部数学担当記者で、現長崎総局キャップの石倉徹也記者が、「数学の巨人」の足跡を追いました。
パンツ一丁で「#超関数」論文
パンツ一丁で「#超関数」論文
以上
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巨人・佐藤幹夫さんが見た数学の奥深さ:朝日新聞