
欧州を代表する知識人として知られるジャック・アタリ氏は、多くの人命を奪ったコロナ禍を「戦争」ととらえ、抜本的な価値観の転換が必要だと説く。重視するのは「利他主義」だ。
Endor7(@endor7) - 2022/11

「現在の狭い自己だけでなく、他者や将来の自分、未来の世代を思うことが真の「利己」にもつながる。19世紀の米国を旅した仏思想家トクビルは、民主主義社会では「人間の行動の目標を目に見えない遠くにおくことを不断に心がけるべき」だという」
ジャック・アタリ氏は、多くの人命を奪ったコロナ禍を「戦争」ととらえ、抜本的な価値観の転換が必要だと説く。重視するのは「利他主義」だ。ウクライナでは現実の戦渦が続くいま、時代にそぐわないかのような理想をあえて掲げるのはなぜなのか。(聞き手・青山直篤)

今季秋冬のCOMME des GARCONS HOMME PLUSのテーマはノマドだが、そもそもノマド論をぶち上げたのがフランスの知の巨人ジャック・アタリ。要は、究極の利己主義は究極の利他主義である。

未来の自分への利他では気候変動問題、南北・南南問題の解決は難しいのでは。大澤真幸氏のいう未来の他者(端的な利他)しかないと思う。

キーワードは「利他」。

「命の経済」語るジャック・アタリ氏:朝日新聞
「将来の多くの世代に対して利他的であるためには、…我々が軽視しがちだった『命の経済』に目を向けなければならない。健康、製薬、教育、食品、持続可能な農業・エネルギーといった分野です」
「将来の多くの世代に対して利他的であるためには、…我々が軽視しがちだった『命の経済』に目を向けなければならない。健康、製薬、教育、食品、持続可能な農業・エネルギーといった分野です」

「パンデミックは、他人がワクチンなどで保護されるとき、我々自身の利益も守られるということを改めて示しました。つまり、利他主義ということです。→

「パンデミックは、他人がワクチンなどで保護されるとき、我々自身の利益も守られるということを改めて示しました。つまり ということです」
「命の経済」語る ・アタリ 氏
「命の経済」語る ・アタリ 氏

「自己利益」を直視し、その質を求めた時に自身はどうあるべきか、示唆に富む記事です。いよいよ明日からです!事前登録された方には後日アーカイブ動画のご案内をいたします。
以上
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