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西欧社会民主主義はなぜ衰退しているのか? / 吉田徹 / ヨーロッパ比較政治 | SYNODOS -シノドス-

30コメント 登録日時:2019-08-08 07:04 | SYNODOS(シノドス)キャッシュ

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Twitterのコメント(30)

なかなか手厳しいな…笑、「労働」を入り口とした安定がイメージし難くなったとき、果たして我々は何を新たな指針にできるのかと。
技術革新と生活様式の多元化、それを許容する社会の個人化は、20世紀に完成した社民政治の足元を構造的に切り崩していっている@西欧社会民主主義はなぜ衰退しているのか? / -シノドス-
日々のニュースに一喜一憂するのをやめて、腰をすえて長期的・構造的な動向を見つめる必要を感じさせる分析。こういうのってお茶の間(一般の人たち)や政治家にどうしたら届くのだろう?
「労働者層は社会文化的にリベラルな意識を持つわけではなく、むしろ勤労や自助努力、同胞意識を強く持つとされる。」
「こうして社会的・文化的にリベラルな価値を嫌う労働者層の支持は、ポピュリズム勢力に掠め取られることになる。」
「一般的にいって、労働者層は社会文化的にリベラルな意識を持つわけではなく、むしろ勤労や自助努力、同胞意識を強く持つとされる。政治社会学者リプセットは、その理由として、経済的に脆弱な労働者は、保護を求めて権威主義的になるからだと指摘した」
/ 「…脆弱な労働者は、保護を求めて権威主義的になる…権威主義に傾斜することがなかったのは、労働者の権利拡大が、当時の社民政党が目指していた社会権の強化といったリベラルな価値と親和的だったから」
「先進国はゲーテッドコミュニティに住む人間と、住む場所すらもたないホームレスとで構成され、両者をつなぎ得た「労働」そのものの意味合いが双方にとって異なったものになってしまっている。」西欧社会民主主義はなぜ衰退しているのか?/
“西欧各国の社民政党が大きなダメージを受けている。” / -シノドス-”
読みながら「まさにまさに」とため息が止まらなかった。この考察は日本における左派、社民主義の衰退とポピュリズムの台頭にも読み替えることができる。よそも同じ状況なんだな
リベラル左派が敗北したのは経済的問題を軽視し、政治的領域、もっと言えば些末で退屈な文化的問題に腐心しているからだと言える。性的少数派や民族的少数派への過剰な関心と、大多数の労働者への異様な無関心と。 / /…”
「脆弱な労働者層が求める経済的な保護主義を撤回した社民政党の戦略変化は、その後のポピュリズム政治を呼び込む条件を整えることになったいえる〔原文ママ〕」。
中々興味深い話でした。
とはいえ、この手の話で「ポピュリズム」という単語が出てきた時点で眉に唾を付けずにはいられないのですけれども。
むちゃくちゃ密度が濃い考察だな。一気に読んでしまった。|
世界各国の政治状況と日本とは全く一緒なんだなぁ
やはり今でいう非正規雇用をメインにベーシックインカムでセーフティネットを維持するのが未来の姿だと思う
視点が限られている気もするが、社会階層・政党理念という括りで総合的に分析してある
強烈で恐ろしい警句。左派がリベラルになる際に手放した層が、ポピュリズムに回収されているのは、そうなんだろうね。「あらゆるファシズムの勃興は、革命が失敗に終わった証である」 / | SYNODO…”
ものすごい目から鱗なことが書いてあるかなって思って読んだけど、そうでもなかった感。よく言われていることが多かった。分かりやすくはあった。
日本の場合、『革新』政党が『リベラル』になれなかった、という気もするので、欧米よりも立て直しが大変な気がします。
これは、割と納得できる議論。逆に言えば、衰退しつつあるリベラルがどうすれば回復できるかを教えてくれる。
これぞ玉稿
素晴らしい論考 / 日本だと「社会のもっとも脆弱な層に十分な庇護を提供する」ことをおざなりにしてる(と思われている)のが、一義的には野党、次いで自民にも相応に当てはまるって感じかな / | S…”
“一般的にいって、労働者層は社会文化的にリベラルな意識を持つわけではなく、むしろ勤労や自助努力、同胞意識を強く持つとされる” ←これ、忘れがちなことですね…。 / -シノドス-”
なかなか良い見通し。90年代の文化政治へのシフトを成功と評価しちゃいけなかったんだなあ。確かにアイデンティティーポリティクスで多数派をとるなら、少数派じゃなくて、「~国民たるあなた」と多数派を名指すのが一番。
>「ポスト社会主義の時代」と規定している。そして、それは「文化問題に向けられる過剰な関心と、基本的な社会的な不公正のかたち(搾取、不平等な分配、排除)への過剰な無関心というバランスの欠如」
>労働を通じた社会的参加と社会的包摂が求められたことが、社民政治の存在理由だった。しかし…社会の個人化は、20世紀に完成した社民政治の足元を構造的に切り崩していっている
よくまとまっている記事、必読です。
こうして見ると、田中信一郎や明石順平やその周辺は今なお1990年代社民の残り香を追っているんだな。そして、そこからこぼれたアンダークラスが新選組へと流れた>
「これまでの各国選挙の推移を注意深くみれば、留意すべきはポピュリズム政党の伸長以上に、各国政治で中心的な役割を占めていた社民政党の決定的な衰退である」
「社会のもっとも脆弱な層に政治が十分な庇護を提供することができなければ、それは日本におけるポピュリズム政治の涵養につながることは間違いない」◆
既得権益を奪われるという恐怖感・強迫観念が組織票マシンの中に包摂され既得権益を死守せんがためますます「無党派」との乖離が深刻化していると思うね。
以上

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