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宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで|Real Sound|リアルサウンド 映画部

48コメント 2021-05-08 14:11  Real Sound

社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する...

ツイッターのコメント(48)

あまり大きな声で言える立場にいないが、
> 若い世代が物語=辻褄に専ら反応するのは、明白な劣化です。
という点とそれに連なる内容にはここ数年の「自称できるヲタク」に対しての印象としてしっくり来るものがある。
宮台節を久々に味わったけど、痛快だなあ
映画鑑賞新たな地平か??!!宮台氏には失礼を板敷きました。
宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』

「人々は問題を民主政の故障に求めていますが、むしろ民主政の作動に問題はなく、人々の「感情の劣化」を正確に映し出した結果なのであって、「感情の劣化」への気付きをもたらすにはトランプ当選がベストだと思ったんです。」
宮台真司さん
僕らの社会は<交換>で成り立つ。古い社会では<贈与>だった…起点に<贈与>があったと意識されていた。でも僕らはそれを忘れ…その事が凡ゆる不安とそれによる「感情の劣化」源泉に。だから「感情劣化」からの回復の手がかりを<贈与>記憶の回復に探る→
面白すぎる
〈豊富なデータと進化心理学をベースにしたアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』は、日本語版の副題「スティーブ・ジョブズはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」が示すようにデザイナーとユーザーの情報非対称性を問題にします。〉宮台真司インタビュー
「難しい話をしていません。若い世代にレクチャーすると「うんうん」と頷きつつ聞いてくれても「本当に分かってるのか」と思うことが多い(笑)。試しに「理屈は分かるか」と尋ねると首を縦に振りますが「実感で納得できるか」と尋ねると横に振る。これは重大です。」
“若い世代が物語=辻褄に専ら反応するのは、明白な劣化です。”
「この身になりますように」とか、「御心のままに」とか、その人がそれまで受け継いできた身体質に依らないと咄嗟に出てこないよなあ。そういう咄嗟の時に出てくるのがその人の信仰だと思う。
宮台先生が「体験」のリアルな実感にともなう気づきと「感情の劣化」をフィッシュマンズなどを引用して斬ってくれています。
宮台真司インタビュー『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで 「イエスは32歳頃の1年間しか活動していないのに全世界の歴史が全面的に変わった。これほど特異なパーソンは歴史上に存在しません。イエスがいなければ近代社会も近代人も僕の批評もあり得ません」
ラーズアルグール
濃い目のインタビューかと思ったら、映画評論を通じた割とガッツリとしたキリスト教神学だった。
個人的には、オールタイムベストの「ワールズエンドスーパーノヴァ」が取り上げられてて嬉しい。
贈与、体験、絶対、キリスト教、、、控えめにいって最高>
「どこまでも行ける」が「実際にはどこにも行っていない」と言う「体験質」。

最高。🍻(*´ω`*)
飯を食い終わってからゆっくり拝読します。
作品って意味とか物語だけじゃなくて、
どう感じるかだけで良い!
何か好きとかの「何か」で良いのだ
"単に「面白いな」じゃなく(中略)「なぜ面白いのか」に注目し、映画体験を通じて監督が観客に与えようとしている体験質を意識化し、監督がそうした体験質の贈与を企図する背後にある「監督がそもそも世界はどうなっていると感じているか」という体験質まで受け取る"
科学の合理によって脱魔術化し、人間が世界に対して《開かれた》近代であったが、最近の陰謀論などの流行を見ると、私たちはまた《閉ざされ》始めているように見える。同じく近代に出来た芸術である映画は、体験を通じて私たちを世界へ誘う...

宮台真司『崩壊を加速させよ』
「ワールズエンド・スーパーノヴァ」の、どこまでも行けるという歌詞を聴いた瞬間、どこにも行けないことの反語表現に打ちのめされました。

もやもやと感じてたことを。言語化してくれた。分かるわー
「もう一段抽象度を上げて「なぜ面白いのか」に注目し、映画体験を通じて監督が観客に与えようとしている体験質を意識化し、監督がそうした体験質の贈与を企図する背後にある「監督がそもそも世界はどうなっていると感じているか」という体験質まで受け取ることが必要」
俺も楽観的過ぎた
この記事の問題意識があまりにも近すぎて、昨晩本を買ってしまいました。そうか、TENETのニールはカヲルくんで、プロタゴニストはシンジなのか!
「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」を今日やっと読み出してまえがきだけでも唸っちゃったけど、新刊も面白そう
インタビューに出てくる司教さんとの話なんて御伽噺みたいなエピソードだけど、本当神がかり的に呼び込む人なんだろうな
クオリア、あらためて考えないといけないと思った。
「男はつらいよ」の体験質をキューバで再度出会えた気がしたが帰国後それが言語化できず、ずっとモヤモヤしていた。
 そんな時YouTubeで見つけた宮台真司の話を聞いて、難しい言葉やのになぜかめちゃ響いた。
 体験質を持つ言葉を与えられるようになりたい
佐藤伸治へのオマージュとして「ワールズエンド・スーパーノヴァ」を捉えた体験質の話。ぐっとくる話。

→映像表現の先にあるメッセージ(あるいはクオリア:体験に基づく直感的な判断基準)をどう展開していくか という話
後段はキリスト教の解釈
おもしろかったわ
“僕らの社会は<交換>で成り立っているが、古い社会では<贈与>だった。少なくとも起点に<贈与>があったと意識されていた。でも僕らはそれを忘れた。そのことがあらゆる不安とそれによる「感情の劣化」の源泉”
素晴らしいインタビュー✨難しいけど。
私にとって良い映画体験は「この監督は世界をそう感じているのか」と(確かにそうかも…と)伝わって、自分の今までの世界の見方が揺らいじゃうもの。
この記事読むのさえわたしには難しくて時間かかったけど体感的にはなんか分かる気がした。読んでると自分の体験質が刺激されると思いますお時間あるときにぜひ!
「むしろ人々の大半は永久に気付かないだろうと思い直すようになりました。」というくだりで『七人の侍』のラストの勘兵衛の台詞を思い出した。それにクリスチャンといってもこういう信仰があったとは!これは!すごい!難しいけど!
「僕とあなたが同じ夕日を見て赤いねと頷き合ったとき、体験しているのは同じ赤か」というクオリア問題

「理屈がわかる事」と「実感で納得できる事」の違い
「佐藤伸治(フィッシュマンズ)が1999年3月に亡くなり、くるりが2002年2月に「ワールズエンド・スーパーノヴァ」を出した時、僕は岸田繁(くるり)の佐藤へのオマージュだと思いました」
明日頃に届くサイン本がヒッジョーーーに楽しみだ。 近頃は精神が不安定なのでここら辺で宮台成分を確保せねば。
「崩壊の加速」は、歯痛への我慢のよう。
「「世界がなぜ存在するのか」ということを理解するには、最終的には目的論しかないというのが僕の考えです」→最近の発言を追ってなかったけど、以前とは随分違う場所にいる感じですね。
「大入りの映画なのに、どうしてそれがいい映画なのかを観客が分かっていない、という日本で目立つ問題は、提灯持ちはいても批評論壇が不在であることにも関係しています。ネタバレ禁止というのが典型で、物語至上主義を象徴します」
宮台先生「難しい話はしていません」→かなり難しいですよ先生、って突っ込みながら読んでます(笑) この書籍&記事の読書体験を得て、実社会でどう振る舞うか、どうコミュニケーションするか、を問われているのか?
宮台: 『進撃の巨人』もそうですが、作品が好きになった人の大半は、何が何とどう整合しているかという細かい部分が気になり、その解読に意識の全てを使います…一流の表現者にとってそれは釣りで、なぜあなたはこの映画が好きになったのかを考えてほしいと思っているはずです
面白いインタビューだった。
「理屈が分かっても「分からない」。物語は分かっても「分からない」。何が「分からない」のかという問題です。理屈を体験質で補完し、その体験質を体験質で補完するという営みを、僕らはやってきていない。」
体験質ね。最後に読んだのは10年くらい前だけど大江健三郎の「懐かしい年への手紙」なんかモロに体験質を伝える小説でしたね。

【インタビュー】
「感情の豊かさ」を要求するから、「豊かさ」を支えた特殊な前提を二度と再現できない以上、民主政は出鱈目な決定を出力し続けるしかない。だから「制度による変革」ならぬ「テックによる変革」希望を託し、訴える。

宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』
宮台真司が語る、「体験質を体験質で補完するという営み」の重要性。
以上
 

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