
報道のあり方について考えさせられる。
遠山和宏(@Toyamainichi) - 2021/11
記者の心中が伺える、とてもええ記事かと。

“「撮ったもん勝ちの世界」は変わらないし、間違いだとも思わない。その瞬間に出合える運の引き寄せ方に、教科書はない。ただ、一人の人間として被写体の心情にできるだけ寄り添い、敬意と感謝を抱き続ける中に、自分にしか撮れない瞬間が訪れると信じたい。”

ほんとに手前味噌ですが毎日新聞のフォトグラファーたちが新聞協会賞を数多く受賞しているのは、被写体の心情に寄り添った撮影を徹底しているからだと思います。東日本大震災の取材現場ではその心構えに何度も胸を打たれました。

コロナ渦で会えなかった親子が防護服越しに再開した瞬間を撮って新聞協会賞を受賞した貝塚太一カメラマンの記者の目。あの一枚に、これほどまでの思いが詰まっていたとは。脱帽しました。ペン記者も負けないように頑張らないとね。

「写真は撮ったもの勝ち」なのか…。写真記者の葛藤、苦悩、未来への模索がつづられています。北海道報道部・貝塚太一記者の論考。写真にかかわる広い方々に読んでいただければ。

「写真は撮ったもの勝ち」なのか…。写真記者の葛藤と苦悩、未来への模索。ペンや写真にかかわらず、深く考えさせられる論考です。


グッとくる写真と、沁みる記事。
紙の新聞はネットより情報がひと回り遅れるんだから、鮮度を問わない、記者の想いが詰まった記事をたくさん載せて欲しい。
紙の新聞はネットより情報がひと回り遅れるんだから、鮮度を問わない、記者の想いが詰まった記事をたくさん載せて欲しい。

「『あまちゃん』『カメラマン失格』と言われればそれまでだが、状況によっては『撮らない』という選択肢があってもいい。被写体と一人の人間として、つながっていく人生を歩みたい。そう願うようになっていた」。忘れかけていた大事なことを思い出しました。

「あの瞬間、撮影されていることも防護服を着ていることも、完全に忘れていました」。
以上
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