博物館法改正に求められるもの。これまでにない研究費と交付金の新設を|美術手帖

15コメント 2022-03-16 08:30|美術手帖

ツイッターのコメント(15)

文化とお金の話はこの辺の記事がソースも含め簡潔にまとまっているので興味がある人は読んで欲しい。
科研費や補助金を登録博物館のインセンティブにという提案だが、一種の利権化と不透明な配分が予想されるだけに、本筋からいうと、寄附金の全額税額控除というアングロサクソン的ルートの方が健全だと思う。
「博物館法改正」も経済効果本位の政府方針の中の出来事のように見え、危ない状況にある文化財保存の基本的問題解決になるのか? 文化審議会に架かったようだが、審議会に現場の人はいたのか? そもそ新財源を要する課題は審議会にも架かり難いものだが
その上で、金沢美術工芸大学・渋谷先生による登録インセンティブとしての「博物館活動研究費」と「博物館連携交付金」の新設、という提案はじつにアクチュアル。
本学(金沢美大)の渋谷先生の寄稿!
2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。金沢美術工芸大学で博物館学の教鞭をとる渋谷拓が、この改正案を起点にし、今後の博物館振興策に求められるものを説く。 令和4年2月22日に閣議決定された今…
«博物館法改正案…「登録博物館」たることの新しいインセンティブが示されないまま»だよね。«登録博物館の数こそ増える可能性が高い»のかなあ?|
閣議決定された改正案について

このままでは博物館と利用者たる市民の双方にとって法改正の恩恵は極めて乏しい(本文より)

文化芸術を愛してない政府らしい改正案🙀
令和4年2月22日に閣議決定された今回の博物館法改正案では、博物館登録制度における設置者要件が改められることとなった(*1)。「登録博物館」たることの新しいインセンティブが示されないまま、で…
“逼迫する博物館の現場にあって、人員・設備・活動の改善や拡充のためにさしあたり課題となるのは、結局必要経費をどう工面するか、である”

これはほんとうにそう。。。
全て賛成します。国から予算をしっかり作り(何でも予算がなければ始まりません)、日本はアートで外貨を稼ぐ国になるべきです。それが文化的国力です。
【博物館法改正に求められるものとは】


2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。金沢美術工芸大学で博物館学の教鞭をとる渋谷拓が、この改正案を起点にし、今後の博物館振興策に求められるものを説きます。
経済的にも貧しい国になりつつあるけど、文化的な貧しさの現実が、こういう予算の貧相さに現れるよなぁ。
以上
 
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